本題の前に、5 〜18 歳の健康な子供 290 人の脳磁気共鳴画像を使用して、睡眠時間と海馬の体積との相関関係を分析することを目的とした、東北大学2012年発表の研究を紹介します。
この研究によると、平日の睡眠時間と有意に正の相関があることがわかっており、睡眠時間が短い子供は、睡眠時間が長い子供と比べて、脳(海馬)が小さい傾向があるという結果が出ています。幼少期の睡眠は脳の成長に多大な影響を与えることから、子供の睡眠時間の確保が不可欠であると言えます。
Sleep duration during weekdays affects hippocampal gray matter volume in healthy children、Neurolmage60(2012)471-475
添い寝?それとも親子別室?ぐっすり眠れる就寝フォーメーション
布団・寝具の「西川」のサイト「眠りのレシピ」にて、取材いただいた記事がアップされましたので、ご報告します。
日本の未就学児の睡眠時間は平均9.4時間と、世界の中で比較するとワースト1位。成長とともに、睡眠時間は徐々に短くなっていくため、7歳未満の睡眠時間が短いとそれ以降はさらに短くなっていきます。夜にしっかりと睡眠が取れるように眠りの環境を工夫する必要があります。
そのための方法の1つに、母子別室があります。同室と別室のメリットデメリット、別室ができない場合の対策などを紹介しておりますので、よければご覧ください。